【緊急時】歯科医師による歯の詰め物が取れたときの緊急対処方法

2024.12.14

詰め物が取れたときの緊急対処法

こんにちは。多田歯科医院、院長の多田 利哉です。
本日は「詰め物が取れたときの緊急対処法」についてお話しします。

虫歯になったところは、詰め物や被せ物で治します。
詰め物や被せ物は一旦つけて、ずっとそのままならいいのですが、取れることも珍しくありません。

もし、詰め物が取れたらどうすればいいのでしょうか。
今回は、詰め物が取れたときの対処法についてご紹介します。

この記事を最後までお読みいただけると、詰め物が取れたときにどうすればいいのか、どのような点に気をつければいいのかがお分かりいただけると思います。

詰め物が取れたらまずして欲しいこと

詰め物が取れたら、まずして欲しいことは次のとおりです。

詰め物の確認と保管

取れた詰め物をまず確認してください。
詰め物の種類は、金属製、プラスチック製、セラミック製などさまざまです。
詰め物が白色ならプラスチック製やセラミック製です。

これらは、欠けやすいので注意が必要です。
金属製は欠けにくいですが、変形する可能性はゼロではありません。

そこで、取れた詰め物が傷まないようにティッシュペーパーやガーゼにくるんでから、無くさないように何らかの容器に入れて保管しましょう。
もし、適切な容器が見当たらない場合は、ジップロックなどの密封できる袋に入れて外から力が加わらないように気をつけて保管してください。

取れた歯に戻せる可能性もあるので、取れた詰め物は無くさないようにしてください。

予定のチェック

詰め物が取れたままにしていると、虫歯の再発で外れた場合は別として、取れた面に虫歯がなくても虫歯が生じることがあります。

詰め物が取れてしまったら、できるだけ早く歯医者を受診して下さい。早ければ早いほどよろしいです。歯医者を受診できそうな日をいくつか確認しておきましょう。

歯医者への連絡

歯医者の開いている時間に、電話して連絡をとりましょう。
すぐに診てもらえるとは限りませんし、ご自身の受診できる日が予約が埋まってしまう可能性があるので、詰め物が取れたらなるべく早く歯医者に連絡してください。

歯医者を受診するまで

歯医者を受診するまでの間の過ごし方

続いて、歯医者を受診するまでの間の過ごし方についてお話しします。

歯磨きはしっかりと

詰め物が取れた歯も歯磨きは必要です。
食べ物が詰まったままでは、虫歯になりやすいですし、口臭の原因にもなりかねないからです。取れたところもしっかりと歯を磨いて欲しいのですが、詰め物が取れた縁は弱くなっていることがあるので、歯を磨くときは優しく磨くようにしてください。

舌で触らない

詰め物が取れた歯は、縁が尖っていることがあります。
舌で触れると舌が傷ついてしまうかもしれません。
取れたところを舌で不用意に触るのは避けましょう。

反対側で噛む

先ほどもお話ししたとおり、詰め物が取れた歯は弱くなっている可能性があります。
その歯で食べ物を噛むと、縁が欠けたり、ひどい場合には歯が割れてしまったりします。
もし歯が根のあたりまで割れてしまうと、抜歯しなければならなくなります。
詰め物が取れた側では食べ物をかまず、反対側で食べるようにして、歯を守ってください。

自分で歯に戻さない

取れた詰め物をご自身で戻そうとする方がいらっしゃいます。
簡単に戻りそうに見えても、ご自身では戻さないようにしてください。
戻すときに、戻す向きを誤ってしまうと、歯が割れてしまう恐れがあるからです。

痛むときは痛み止めの薬を使う

詰め物が取れた歯が痛むときは、痛み止めの薬を使ってください。
処方薬の痛み止めをお持ちの方はその薬を、そうでない方は市販の痛み止めの薬をお求めになり、それを使って痛みをとるようにしてください。
痛みが出ないように、熱い食べ物や飲み物、反対に冷たい食べ物や飲み物はなるべくお控えになることをおすすめします。

詰め物が取れたままでいると起こり得ること

詰め物が取れたままでいると起こり得ること

もし、詰め物が取れたまま放置するとどのようなことが起こり得るのでしょうか。

虫歯

詰め物が取れたところは、歯の象牙質が露出しています。
象牙質は、歯の表面を覆っているエナメル質ほど強くないので、虫歯菌の作り出す酸に弱く、溶かされやすい傾向があります。
詰め物が取れたまま放置していると、そこから虫歯が再発する可能性が高くなります。

虫歯が再発すると、取れた詰め物は戻すことはできないので、作り直します。

歯髄炎

歯髄炎は、歯の神経の炎症です。
虫歯菌が歯を溶かして歯の内部に進んでいくと、歯の神経に到達します。すると、歯髄炎を起こし、歯が痛くなります。

歯髄炎を起こした歯は、歯の根の治療から着手しなければならなくなるので、治療期間が1カ月以上と長期に及びます。

歯髄壊疽

歯髄炎も長期化すると、痛みが消えていきます。
これは治ってきたから痛みが消えたのではなく、歯の神経が死んでしまい、何かを感じ取ること自体ができなくなってくるからです。

この状態を歯髄壊疽といいます。

歯髄壊疽を起こすと、歯肉が腫れる、歯が浮いた感じがするようになります。
この場合も、根の治療が必要になりますが、治療期間は歯髄炎の根の治療より長引くことが多いです。

歯の破折

詰め物が取れた状態が続くと、歯が割れる可能性が高まります。
歯の表面が割れるだけならいいのですが、歯の根のあたりまで割れてしまったときには、その歯は抜歯しなければならなくなります。

まとめ

今回は、詰め物が取れてしまったときの対処法についてお話ししました。
詰め物が取れてしまったときは、まず“取れたものを無くさないように保管”し、早めに“歯医者に連絡”して、“歯医者を受診”して診てもらいましょう。

受診するまでの間は、“きれいに磨く” “舌で触らない” “反対側で噛む” “自分で歯に戻さない” “痛むときは痛み止めの薬を使う”ようにしてください。

放置していると虫歯が再発する、歯の神経がダメになる可能性があり、いいことは決して起こりません。

当院は、当院だけでなく、他院で治してもらった詰め物や被せ物が取れた歯の治療も行っています。

詰め物が取れてお困りの方は、今回の記事を参考にしていただき、当院でぜひご相談ください。

岡山市北区中仙道にある多田歯科医院

多田歯科医院は岡山市北区中仙道にございます。
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