自費の大きい被せ(クラウン)の種類の紹介についてご紹介!

2025.05.07

自費の大きい被せ(クラウン)の種類の紹介についてご紹介!

こんにちは。多田歯科医院、院長の多田 利哉です。
本日は「自費の大きい被せ(クラウン)の種類の紹介」についてお話しします。

歯科医院で患者さんを診ていると、虫歯やケガで歯冠部分が大きく損なわれてしまった場合がございます。

その場合の治療の一つとして、”クラウン”とよばれる歯全体を覆うように被せる人口の歯を使った治療が行われます。

クラウンの選択肢は大きく分けると保険診療のクラウンと自費診療のクラウンになります。

多くの患者さんから保険と自費との違いをご質問されますが、さらによくあるケースとしては、自費診療のクラウンも実はさまざまな種類があり、どれが良いのか?と質問を受けます。

そこで今回は、自費診療のクラウンについてご紹介します。

この記事を最後までお読みいただけると、自費診療のクラウンの種類や特徴、選び方などがお分かりいただけると思います。

自費診療のクラウンの種類

保険診療と自費診療は異なるのはわかるけど、なぜ自費診療の中のクラウンでも種類が異なるのと疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
その理由としては、クラウンに使われる材料が異なるためです。

自費診療のクラウンに使われる材料は、セラミック系と金属系に分けられます。

自費診療のクラウンの種類

セラミック系

自費診療のクラウンと聞くと、皆さんがよくイメージされるのは、セラミック系のクラウンになります。

陶材焼付鋳造冠

ポーセレンという種類のセラミック素材を用いて製作されるのが、陶材焼付鋳造冠と呼ばれる歯の被せ物です。

ポーセレンは見た目がとてもきれいで自然な感じに仕上がるのですが、ポーセレンは強度の点に問題があり、欠けやすい傾向があります。
そこで、ポーセレンの内部を金属材料を使って補強して、割れにくくしたのが陶材焼付鋳造冠です。
現行のセラミッククラウンの中では最も長い歴史を持ち、メタルボンド、セラモメタルという呼び方をされることもあります。
ポーセレンを使っているので仕上がりは自然できれいですが、内部に金属材料を使っているので、裏側の縁に少し金属が露出します。

ジルコニア・オールセラミッククラウン

ジルコニア・オールセラミッククラウンは、セラミックの一種であるポーセレンを用いて作られるクラウンであり、内側には強度を高めるためにジルコニアと呼ばれる素材が使用されています。このように金属を使用せず、すべてがセラミック素材で構成されていることから、「オールセラミッククラウン」として分類されています。

内面の補強に使っているジルコニアは、白く光透過性のあるセラミック材料です。
しかもとても硬くてしっかりしています。
光を透過しない金属を使う陶材焼付鋳造冠と比べると、ジルコニア・オールセラミッククラウンはポーセレンの自然な白さを損なうことがありません。
より美しく自然な白さに仕上げることができます。

反面、ジルコニアは加工が難しいセラミック材料なので、治療費は高くなる傾向があります。

フルジルコニアクラウン

ポーセレンを組み合わせず、ジルコニアだけで作られたセラミッククラウンです。
元来、ジルコニアは真っ白いセラミックだったので、これだけでセラミッククラウンを作ると自然な白さにすることができず、ポーセレンを組み合わせていました。
ジルコニアの進歩で、グラデーションのある白さ、透明度の高い白さが実現できるようになり、ジルコニアだけのセラミッククラウンが開発されています。

e-max

E-maxは、二ケイ酸リチウムガラスというガラス系のセラミック材料で作られたセラミッククラウンです。
ポーセレンを使う前者と異なり、e-maxは二ケイ酸リチウムガラスだけで作られています。
ガラス系のセラミック材料だけあって、透明度が高く、より自然な仕上がりが得られます。
製作しやすいので、ジルコニア・オールセラミッククラウンより治療費が少しリーズナブルになっていることが多いようです。

ハイブリッド・セラミッククラウン

ハイブリッド・セラミッククラウンは、セラミックにコンポジットレジンというプラスチック材料を配合したセラミッククラウンです。
コンポジットレジンを加えることで、セラミックだけのセラミッククラウンと比べると審美性が低下しますが、治療にかかるコストが抑えられています。
強度に関して、適度な柔軟性があるのもハイブリッドセラミッククラウンの特徴のひとつです。

金属系

自費診療のクラウンにも金属冠があります。

ゴールドクラウン

ゴールドクラウンは、金歯です。
金歯といっても実は使われる金合金は1種類ではありません。
使用する金合金によって硬さや金色の色合いに差が生まれます。
ゴールドクラウンは、硬さが普通の歯とほとんど同じなので、噛み合わせの力が過度にかかることがなく、歯に優しいです。
また、歯への適合性も優れているので、虫歯の再発が少ないという利点もあります。
難点は仕上がりです。
ゴールドクラウンの色は金色なので、どうしても自然な仕上がりにならないからです。

選び方のポイント

選び方のポイント

自費のクラウンを選ぶ上でのポイントをご紹介します。

より高い審美性を求める方

自然な白さ、光沢感を求める方には、ジルコニア・オールセラミッククラウンもしくは、e-maがおすすめです。

歯ぎしりや食いしばりのある方

歯ぎしりや食いしばりなど噛み合わせの癖がある方は、セラミックだと割れたり欠けたりする可能性があります。
そのような方には、ゴールドクラウンがおすすめです。

ゴールドクラウンは、やわらかいので噛み合わせの力が歯に加わる力を受け止めてくれますし、金属なので欠けたり割れたりすることもないからです。

金属アレルギーのある方

歯科で使う金属材料は、さまざまな金属を配合して作られた合金です。
金合金も同じです。
もし、金属アレルギーの原因となる金属が含まれていたら、その金属は避けなければなりません。
一方、セラミック材料だけで作られたセラミッククラウンなら、金属が配合されていません。
金属アレルギーの方は、ジルコニア・オールセラミッククラウンやe-maxがおすすめです。

治療費も重視したい方

自費診療のクラウンを選びたいけれど、治療費をできるだけ抑えたい方は、ハイブリッド・セラミッククラウンがいいでしょう。
治療費も抑えつつ、審美性も損ないたくないという方は、陶材焼付鋳造冠やe-maxがいいかもしれません。

まとめ

今回は、自費診療のクラウンの種類と、選び方のポイントについてお話ししました。
自費診療のクラウンは、大きく分けるとセラミック系と金属系に分けられます。
どのタイプも保険診療のクラウンと比べると、大変高価なクラウンです。
それだけに、それらのクラウンを使った治療を受けるなら、専門知識や技術のある歯科医院を選ぶことをおすすめします。

当院は、自費診療のクラウンの専門知識だけでなく、長年にわたる治療経験もある歯科医院です。
自費診療のクラウンに興味のある方は、当院に是非お越しください。

岡山市北区中仙道にある多田歯科医院

多田歯科医院は岡山市北区中仙道にございます。
山陽本線からは「北長瀬駅」下車 徒歩14分程です。
お車でお越しの場合は当院の専用駐車場(6台)をご利用ください。

多田歯科医院は、皆さまの歯とお口の健康を第一に考えております。
かかりつけの歯医者として、お気軽にご相談ください。

一覧へ戻る