親知らずを抜いてから、治るまでの過程と注意事項
2025.06.21
こんにちは。多田歯科医院、院長の多田 利哉です。
本日は「親知らずを抜いてから、治るまでの過程とその注意事項」についてお話しします。
親知らずを抜かなくてはいけない原因から抜歯後の治癒過程、注意事項などを詳しく解説しています。
抜歯後の治癒で一番大事なことは血の塊である血餅が上手く作れるかどうかです。血餅が剥がれてしまうので、抜歯後は強いうがいをしたり触ったりすることは控えましょう。
抜歯後の治癒過程
抜歯後の傷つけられた歯肉は1カ月ほどで治り、抜歯窩は半年から1年ほどでふさがります。
こちらでは抜歯後の治癒過程を詳しく解説します。
step1 抜歯窩に血の塊ができる
抜歯直後は抜歯窩に血餅と呼ばれる血液の塊ができます。
血餅はかさぶたのような役割をしており傷口を守る働きをしています。
血餅は強いうがいで取れてしまうので、気持ち悪くても何度もうがいするのは避けましょう。
また傷口が気になっても舌で触らないようにしましょう。
step2 歯肉が再生する
抜歯することによって傷つけられた歯肉は2〜3日後に再生します。
また1週間後に血餅が肉芽組織という毛細血管と線維性の物質に置き換わります。
肉芽組織ができるということは傷が順調に治っている証拠です。
step3 抜歯窩の骨が再生される
1〜2週間後になると肉芽組織が骨組織に置き換わり骨が再生されます。
抜歯窩がだんだん骨で埋まっていきます。
step4 抜歯窩が塞がり歯肉の凸凹が治る
2週間〜1カ月後になると歯肉の凸凹していた部分が治り、傷口がキレイになります。
しかし、抜歯窩の中はまだ完全に骨で埋まったわけではありません。
中の骨が抜歯窩の中で出来上がるには半年〜1年程かかります。
親知らずを抜いた後の注意事項
親知らずの抜歯後の注意事項をご紹介します。
うがいをしすぎない
抜歯後は気持ち悪くてうがいをしたくなるかもしれませんが、頻回のうがい、強い力でのうがいは控えましょう。
せっかくできた傷口の血餅が流れてまた出血してしまいます。
過度な運動、入浴、飲酒は控える
血行がよくなると血が止まりにくいため過度な運動、入浴、飲酒は控えましょう。シャワーでも構いません。
傷口を触らない
血餅が気になるかもしれませんが、剥がれてしまうと血が止まりにくくなるので触らないようにしましょう。
また、親知らずを抜歯した後は傷口を縫っていることもあるので触りすぎると糸が取れてしまうことがあります。
抜歯後の合併症
抜歯は外科処置なので合併症が起こる確率はゼロではありません。
どんな合併症が起こりうるのかを対処法と共にご紹介します。
腫れ・痛み
抜歯直後は腫れたり痛みがでることがあります。冷やすことで症状が落ち着きます。しかし、3日経過しても治らない、痛みがひどい場合は感染している可能性もあるので歯科医院に連絡しましょう。
痛みがひどい場合は鎮痛薬や抗生剤を処方することができるので遠慮なくご相談ください。
出血
口の中での出血は唾液と混じり合っているので実際より量が多く感じることがあります。抜歯後の出血はガーゼを咬み続けることで止血できることがほとんどです。
出血がダラダラと1時間以上続く場合は歯科医院にご連絡ください。
また、血が固まりにくいお薬を服用されている場合は出血が長引く場合があります。お薬を服用されている場合は事前に歯科医師にお知らせください。
ドライソケット
ドライソケットとは抜歯窩が血餅で覆われずに骨が露出したままになっている状態でひどい痛みや悪臭がともないます。血餅はかさぶたの役割をしていて、正常な治癒を促す役割をしていますが、何らかの理由で血餅が形成されなかった場合、傷口が露出したままになり感染してしまうことがあります。ドライソケットは激しい痛みや悪臭があるので我慢せずに歯科医院にご連絡ください。傷口を清掃して薬を処方してもらえます。
血餅が剥がれないように強いうがいを避け、傷口を触らないようにしてください。
まとめ
親知らずは大きな歯なので抜歯窩も大きく、その分腫れや痛みが出やすい外科処置です。しかし、血餅ができれば正常な治癒をたどっていくことがほとんどなのでご安心ください。
痛みや腫れがひかない、出血がとまらない、等の症状があれば速やかに歯科医院にご連絡ください。
岡山市北区中仙道にある多田歯科医院
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