磨いているのに虫歯になる?~磨き残しが起きる理由と対策~
2025.08.21
こんにちは。多田歯科医院、院長の多田 利哉です。
本日は「磨いているのに虫歯になる?~磨き残しが起きる理由と対策~」についてお話しします。
「毎日しっかり歯を磨いているのに、虫歯になってしまった…」
そんな経験はありませんか?
実は、「磨いている」と「磨けている」は別物です。
毎日歯磨きをしていても、「磨き残し」があると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
本記事では、磨き残しが起きる理由と、予防・改善するための具体的な対策についてご紹介します。
1.「磨いているのに虫歯」になる理由
1.磨き残しの多い部位を理解していない
歯は思っている以上に複雑な形をしています。とくに以下の部位は磨き残しが多くなりがちです。
- 奥歯の噛む面
- 歯と歯ぐきの境目
- 歯と歯の間(隣接面)
- 歯並びが悪く歯が重なっている部分
これらは、一般的な形の歯ブラシが届きにくいため、汚れが残りやすくなります。
2.自己流のブラッシング
多くの人は、自分が正しく磨けていると思い込んでいます。
しかし、歯磨きには「正しいやり方」があります。
間違った方法では、十分にプラーク(歯垢)を除去できないのです。
3.歯ブラシの選び方・使い方に問題がある
- ヘッドが大きすぎて奥まで届かない
- 毛先が広がっていて清掃力が落ちている
- 歯ブラシの交換時期を過ぎている
こうしたことも、磨き残しの原因となります。
4.補助清掃用具を使っていない
歯ブラシだけでは、約60%程度の歯面しか磨けないというデータもあります。
歯間ブラシやデンタルフロスを使わないと、歯と歯の間の汚れは落とせません。
2.磨き残しを防ぐための対策
1.デンタルミラーや染め出し液でセルフチェック
自分の磨き方を見直すには、「染め出し液」が有効です。
歯に塗ることで磨き残しが赤く染まり、どこが磨けていないかが一目瞭然です。
自分の磨き癖を把握することが、虫歯予防の第一歩です。
2.正しいブラッシング方法を知る
代表的な方法に「バス法」があります。
- 歯と歯ぐきの境目に45度の角度でブラシを当てる
- 小刻みに優しく振動させるように磨く
- ゴシゴシ強く磨かない(歯ぐきを傷つける恐れがあります)
歯科衛生士によるブラッシング指導を受けると、自分に合った磨き方がわかります。
3.補助清掃用具の併用
- デンタルフロス:歯と歯の間の汚れを除去(特に前歯におすすめ)
- 歯間ブラシ:すき間の大きな奥歯に効果的
- タフトブラシ:奥歯の後ろや矯正器具まわりなど、細かい部分の清掃に便利
いずれも、毎日1回以上の使用が理想です。
4.定期的なプロのケア(プロフェッショナルケア)
どんなに丁寧に磨いていても、完璧なセルフケアは不可能です。
歯科医院での定期的なクリーニング(PMTC)や、検診によって早期発見・早期治療が可能になります。
「痛くなってから行く」ではなく、ご自分では何も感じていなくても、恐らく歯垢・歯石は蓄積していると思いますよ。
1~2カ月、又は3〜6カ月に1回は定期検診を受けましょう。
3.子どもや高齢者に多い磨き残しの傾向と対策
子ども
- 手の動きが未熟で、細かい部分を磨けない
- 仕上げ磨きの習慣がない家庭も多い
⇒保護者が毎日の仕上げ磨きをすることが重要です。特に6歳臼歯(第一大臼歯)は注意が必要。
高齢者
- 手指の動きが不自由になり、磨き残しが増える
- 入れ歯やブリッジ、インプラントなどがあると清掃が難しい
⇒電動歯ブラシの活用や、口腔ケア用具の見直しが効果的です。
※高齢者にも持ちやすい歯ブラシもありますよ。
まとめ:正しい知識と習慣で「磨き残しゼロ」を目指そう
虫歯や歯周病は、磨き残しから始まります。
「毎日磨いてるのに…」というお悩みをなくすには、次の3点が鍵です。
- 自分の磨きグセを知る
- 正しい道具・方法で磨く
- 歯科医院での定期チェックを受ける
磨き残しゼロを目指すことは、一生自分の歯で美味しく食べるための大切なステップです。
ぜひ今日から、あなたの歯磨き習慣を見直してみてください。そして定期的に歯医者に通う習慣をつけましょう。
岡山市北区中仙道にある多田歯科医院
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