食べる力を育てる!よく噛む子になるための食材と工夫

2025.10.07

こんにちは。多田歯科医院、院長の多田 利哉です。
本日は「食べる力を育てる!よく噛む子になるための食材と工夫」についてお話しします。

お子さんの健やかな成長に欠かせないのが「食べる力」です。食べる力とは、食べ物を噛んで細かくし、唾液と混ぜ、飲み込むという一連の動作を指します。その中でも特に「よく噛むこと」は、歯や顎の発育、消化機能、さらには心身の健康にまで大きな影響を与えます。
しかし現代の食生活は、やわらかく加工された食品や飲み込みやすい食材が中心になりがちです。そのため、子どもたちの噛む力が育ちにくくなり、「食べる力」が十分に発達しないまま成長してしまうケースが増えています。

この記事では、「よく噛む子になるために意識すべき食材選び」と「日常の食習慣の工夫」をわかりやすくご紹介します。

よく噛むことの大切さ

1.顎と歯の健全な発育

よく噛むことで顎の骨や筋肉が発達します。顎がしっかり成長すれば、歯が並ぶスペースが確保され、歯並びの乱れを防ぐ効果が期待できます。

2.消化・栄養吸収のサポート

噛むことで食べ物が細かく砕かれ、唾液の酵素と混ざり合い、消化がスムーズになります。丸のみの習慣があると胃腸に負担がかかり、栄養の吸収にも影響します。

3.脳の活性化

噛む刺激は脳に伝わり、集中力や記憶力の向上に役立ちます。学習や運動に取り組む力も、日常の「噛む」習慣が基礎を作っています。

4.肥満や生活習慣病の予防

ゆっくりよく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぎます。早食いや丸のみは肥満のリスクを高めるため、子どものうちから噛む習慣を身につけることが将来の健康につながります。

5.味覚の発達

時間をかけて噛むと、食材本来の甘みやうま味をしっかり感じられるようになります。これにより、食への関心や味覚の幅も広がります。

おやつを食べる子供の写真

よく噛む子になるための食材選び

日々の食事で「噛みごたえのある食材」を取り入れることが、自然と噛む回数を増やすポイントです。また、年齢に応じて食べ物の大きさや柔らかさなどを変え、喉詰まりさせないように注意しましょう。

野菜類

  • 根菜類(ごぼう、にんじん、大根、れんこんなど):繊維質が多く、歯ごたえを残した調理をすると効果的です。
  • キャベツやブロッコリーの茎:やわらかい部分だけでなく茎まで調理することで、噛む習慣が身につきます。

穀類

  • 玄米や雑穀米:白米より噛みごたえがあり、食物繊維も豊富です。
  • 少し硬めに炊いたご飯:やわらかすぎない食感を意識するだけで噛む回数が増えます。

肉・魚類

  • 鶏もも肉や豚ヒレ肉:適度な弾力があり、自然とよく噛む必要があります。
  • イカやタコ:弾力性が高く、咀嚼回数が増える代表的な食材です。

大豆製品

  • 厚揚げや高野豆腐:表面は香ばしく、中はしっかりとした食感で噛む習慣を育てます。

間食やおやつ

  • するめ、煎餅、ナッツ:自然と噛む動作が多くなる食品です。
さまざまな食材

「よく噛む」を習慣にする工夫

食材を変えるだけではなく、食べ方や食卓の環境づくりも重要です。

1.一口の量を小さくする

子どもは口いっぱいに食べ物を入れると丸のみしやすくなります。小さめに切って盛り付けることで、自然と噛む習慣につながります。

2.噛む回数を数えてみる

「一口30回噛もうね」と声をかけて数える遊びを取り入れると、食事が楽しくなり習慣化しやすいです。

3.家族で一緒に意識する

子どもだけに「よく噛んで」と注意するより、大人も一緒に実践することで自然な学びにつながります。

4.食卓に歯ごたえのある一品を必ず加える

毎日の食事に1品でも噛みごたえのある食材を取り入れるだけで習慣が変わります。

5.食事環境を整える

テレビやスマホを見ながらの「ながら食べ」は丸のみしやすくなります。食事の時間は落ち着いて食べることが大切です。

食べる力と将来へのつながり

噛む力は、単に食事のためだけでなく、子どもの将来の健康や生活の質に大きく影響します。

  • 歯並びや口腔機能の健全な発達
  • 肥満や生活習慣病のリスク低減
  • 集中力や学習面での効果
  • 食べる楽しみの拡大

これらすべてが、日々の「よく噛む習慣」から始まります。

テーブルで食事をする家族

まとめ

やわらかい食品が増えた現代だからこそ、意識的に「噛む力を育てる食材選び」と「習慣づけ」が必要です。根菜や雑穀、弾力のある肉や魚、大豆製品などを取り入れ、家庭の食卓で噛む回数を増やす工夫をしましょう。

「よく噛む子」に育つことは、体の成長だけでなく、心の発達や将来の健康にもつながります。毎日の食事を通して、子どもの「食べる力」をしっかり育てていきましょう。

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